09/14 23:31 テレビ東京 【ワールドビジネスサテライト】
＜ニッポンの素材力＞木からできた新素材
見た目にはただののりのようにも見えるが、驚きの特徴があった。
セルロースナノファイバーを水を除いて乾かすだけで、プラスチックのような材料に変わる。
セルロースナノファイバーを固めたこの板。
特徴１つが強度。
ハンマーで思いっきり叩いてみても、鋼鉄とほぼ同じ硬さ。
さらに１６０度に熱した油に普通のプラスチックとセルロースナノファイバーを入れてみると、わずか１０秒でプラスチックは変形。
一方、セルロースナノファイバーは高温にも耐えられた。
セルロースナノファイバーは髪の毛の約２万分の１の細さながら、抜群の強度を誇る日本発の新素材が世界の注目を集めている。
京都大学・矢野浩之教授「従来のプラスチックに替わるより性能の優れた材料。
今まで使えなかった金属部分にもこの材料は入っていく可能性がある」とコメント。
セルロースナノファイバーを電子顕微鏡で見た画像の映像。